「相手の立場に立って考えろ!」
「相手目線を持て!」
よく言われますよね。
私も新卒社員によく言います。苦笑
「・・・どうやって?(´-ω-`)ウーン」
という反応になります。そりゃそーだ。
「相手の立場に立つなんてしたことないです。」と平然と言い放つ新人さんもしばしば。
でも、ご安心ください。
たった2つのことを知るだけで、
相手の立場に立つことが、相手目線を持つことが、
できるようになります。
今回は実際に約10年、新入社員を指導してきて掴んだ「相手の立場に立つ」「相手目線を持つ」コツをお伝えします。
「相手の置かれている状況」「相手が大事にしていること」を知ろう
結論、この2つを知ることがコツです。順番も守ってください。
STEP1:「相手の置かれている状況」
STEP2:「相手が大事にしていること」
いやいや「状況」なんて関係ないじゃん。要するに「大事にしていること」がわかればいいんでしょ?
と思われた方もいると思いますが「状況」は意識した方が良いです。
「大事にしていること」がわかればいいんでしょ?と言う方は相手目線が持てる人の意見だと思うのです。
なぜなら「大事にしていること」は「状況」によって変わるからです。
ケース1:プレゼント選び
プレゼント選びを事例として考えてみましょう。
「大事にしていること」→わかりにくいので今回は「好み」としましょう
■「大事にしていること(好み)」だけで考えた場合
・相手はピアスが好き!だからピアスをプレゼントしよう!
・相手は時計が好き!だから時計をプレゼントしよう!
→もし相手が最近ピアスや時計を買ってしまっていたら・・・
■「状況」→「大事にしていること(好み)」で考えた場合
・相手は最近ピアスを欲しがっているし自分で買った様子もない!だから好みそうなピアスをプレゼントしよう!
・相手は最近時計を欲しがっているし自分で買った様子もない!だから好みそうな時計をプレゼントしよう!
→これなら大丈夫ですね。
これ、皆さん普段やってませんか?
好きな人へプレゼントをするとき、普通に考えていることだと思います。
STEP1:「相手の置かれている状況」
STEP2:「相手が大事にしていること」
このSTEPでやっているはずです。
仕事も同じです。
ケース2:会社のシステム選定
社内で導入予定のシステムの選定を任されたとします。
あなたは選定担当者。上司とともにシステムを選定します。
今回の相手はあなたの上司です。
・上司の状況
会社からシステム選定を任された。
あと1週間で決めないといけない。
コストは抑えてほしいが、皆が使いやすいシステムを入れてほしいと要望されている。
↓
・上司の大事にしていること(大事にしていそうなこと)
コスト、使いやすさ
↓
だから、検討に上がっている3つのシステムのコストと使いやすさのデータを1枚にまとめ、比較しやすくした。
加えて、各システムの利用社数とカスタマイズのしやすさのデータも収集しておいた。
これ、感謝されそうですよね。
導入が決まったシステムを会社の皆に説明するとき、
利用社数が多いと伝えれば安心する社員も少ないはずです。
また、導入後にカスタマイズがしやすければ、使いやすさも増すかもしれません。
まとめ
このように「状況」を把握し「大事にしていること」を想像することがコツです。
すぐにできるようにはならないかもしれません。
ですが、続けることで確実に力がつきます。
相手の立場に立つ、相手の目線を持つ これはスキルです。
スキルなので伸ばすことができます。
実際に、全くできなかった人ができるようになる様子を何人も見てきています。
半年〜1年でかなりモノになります。
皆が相手の立場に立って、相手目線を持って生きていければ世界はもっと良くなるだろうなぁと思う今日このごろです。